柏市薬剤師会

一般社団法人

花粉症とお薬との相互作用花粉症とは、花粉で起るアレルギーでスギ花粉など、ある特定の花粉が目に入ったり、鼻から吸い込まれたりすることによって起るアレルギー症状をいいます。体が異物に抵抗することで、さまざまなアレルギー症状を引き起こすといわれています。
花粉症のお薬には、抗アレルギー剤(アレルギーを起こす物質を出しにくくする薬で予防的に使います)と抗ヒスタミン剤(アレルギーを起こす物質の作用を抑える)の2種類があります。

たとえば、こんな相互作用が

 

相互作用を起こす薬
出ると思われる副作用
 高血圧薬
鼻づまりが緩和されないことがあります。
 胃腸薬
 (鎮痛・鎮痙剤を含むもの)
口が渇く、尿が出にくい、便秘、強い眠気などが生じることがあります。
 精神安定剤
 鎮静剤
お互いの作用を増強することがあり、眠気、口が渇く、尿が出にくい、などがおこることが
あります。
 お酒を飲む
お酒を飲むと眠気が強く現れたり、頭痛がしたり、悪酔いしたり、薬が効きすぎることが
あります。

抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤の服用は、人によっては眠気、口が渇く、など、不快感を伴う症状があらわれることがありますので、特に自動車の運転、危険を伴う機械の操作は避けるようにしましょう。また、アルコール類は控えて下さい。

これらのお薬のすべてではなく、ある種のもので相互作用が起こる可能性があるということですので、気にかかった時には、医師・薬剤師などに遠慮なく聞いて下さい。

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