柏市薬剤師会

一般社団法人

赤ちゃんとくすり赤ちゃんは自分からすすんでお薬を飲もうとはしません。お母さんがうまく工夫してあげないとなかなかうまくいきません。今回は赤ちゃんへのお薬の飲ませ方をお話ししましょう。なお、授乳後はお腹がいっぱいで飲んでくれないことがあります。こういうときは「医師と相談」して、空腹時や食前に飲ませるようにします。

粉 薬
1 スプーンにお薬をとり、湯ざましか水を入れてよくときます。
2 そのままスプーンで飲ませましょう。
3 その後で湯ざましか、水を飲ませます。
あるいは
1 お薬を湯ざましか水で練って小さいダンゴを作ります。
2 これを上あごにこすりつけます。
3 その後で湯ざましか、水を飲ませてやりましょう。
(注)ミルクなどにまぜて飲ませると、ミルクぎらいの原因になることがありますのでやめましょう。
最近はお薬の性質を変化させずに飲みやすくさせる、「おくすりゼリー」も各種発売されていますので利用するのもよいでしょう。

水 薬
1 まず容器をよく振ってください。
2 備えつけのスポイトや計量カップで必要量をとり、飲ませます。赤ちゃんとくすり
3 その後で湯ざましか水を飲ませます。

坐 薬
1 包装からお薬を出します。(ちょっと考えにくいのですが、包装のまま使ってしまう例が現実にあるのです。)
2 先のとがった方から肛門に差し込んでください。
3 そのまま4~5秒押えています。
4 出てこないことを確認します。出てしまったときは、溶けていなければ入れなおしてもかまいませんが、溶けて入れにくいときは新しいものを使ってください。
(注)半個使用するときは、ナイフなどでななめに切って使います。

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