柏市薬剤師会

一般社団法人

ドライバーとくすり現代は車時代です。国民のほとんどが運転免許をとるようになりました。そこで今回はドライバーの方にスポットをあててみました。

ドライバーの生活
車の運転を考えてみましょう。狭いところで、同じ姿勢をつづけ、からだに振動を受け、排気ガスを吸い、神経をすり減らしているといえるでしょう。また、運動不足になり、職業ドライバーの方は食事や生活も不規則になりがちです。このように考えますと、ドライバーの方は一般の方よりも不健康になりやすいといえます。事実、肩こりや疲労感、腰痛、眼精疲労、痰が多い、だるい、胃がもたれるなどと訴える方が多いのです。

ドライバーがお薬を飲むとき
ドライバーの方は、車の運転という特殊な仕事をしているわけですから、お薬を飲むときは一般の方と区別しなくてはいけません。特にお薬の添付文書(能書)に、「車の運転、機械の操作などをしないこと」と書かれている場合は、お酒ではありませんが「飲んだら乗るな」です。このようなお薬には、カゼ薬や乗り物酔いの薬などがあります。

医師からのお薬で、気を付けるもの
血圧降下剤・・・不規則な飲み方をすると、血圧が不安定になって、脱力感、倦怠感、ときにはねむけを生じます。
糖尿病薬・・・・飲み方や食事を不規則にすると、血糖値が下がりすぎて発作を起こすことがあります。
利尿剤、下剤・・運転中は、トイレに行くのに困ることがあります。
精神安定剤・・・ねむけを起こすことが多いのです。

その他
飲酒運転が厳禁なことは当然ですが、お薬の中にはお酒によって作用が強くなるものがあります。お薬を飲んでいる間は節酒しましょう。タバコもお薬の作用に影響することがありますから、できるだけ節煙しましょう。

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