柏市薬剤師会

一般社団法人

アスピリンはピリン系ではない解熱、鎮痛の目的で用いられるお薬の中にピラゾロンといわれる一群のお薬があります。このピラゾロンを略してピリンといいます。同じ目的で用いられるお薬にアスピリンがありますが、化学名をアセチルサリチル酸といい、ピリンとは違います。
ピリンには、アンチピリン、アミノピリン、スルピリン、アロピラビタール、ピラビタール等があります。
ピリンは、解熱剤、鎮痛剤、感冒剤に含まれ古くから使用されているものですが、まれに発疹等の副作用の起こることがあります。
しかし、ピリンを含むお薬であっても、使用上の注意等を守って使用する場合ならば安心して使用できます。ピリンを含むお薬を使用する場合には次の事に注意してください。

次の人は、服用時に医師・薬剤師などに相談してください。
ア.本人または血族が、じんましん、かぶれ、気管支ぜんそく、アレルギー性鼻炎、へん頭痛、食物アレルギー等を起こしやすい体質を有している人。
イ.過去に薬によるアレルギー症状(発熱、発疹、関節痛、ぜんそく、かゆみ等)を経験した人。
ウ.高齢者及び虚弱者。
エ.妊婦または妊娠していると思われる婦人。
このお薬は劇薬に該当する成分を含むこともあるので、定められた用法・用量を厳守してください。
他のかぜ薬、解熱鎮痛剤、鎮静剤を服用しているときは、このお薬を同時に服用しないでください。
医師の治療を受けているときは、このお薬の服用について医師・薬剤師などに相談してください。
本剤の服用により発疹、食欲不振、悪心、嘔吐、めまい等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師・薬剤師などに相談してください。
数回服用しても、症状の改善がみられない場合には服用を中止し、医師・薬剤師などに相談してください。
長期連用しないでください。
小児の手のとどかない所に保管してください。

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