柏市薬剤師会

一般社団法人

ビタミンの話ビタミンとは何か?
ビタミンは、私達が生きていく上でなくてはならないものです。量は少しでよいのですが、私達の体内では作られませんので、必要最小限は外界から取らなくてはなりません。

少しでよいというならば、まとめてとっておけばよいと思うが?
ビタミンは20種類以上もありますが、これらは水に溶けやすいものと溶けにくいものとに分けられます。溶けやすいものはビタミンB群、ビタミンC、ニコチン酸、葉酸などです。溶けにくいものはビタミンA、D、E、Kなどです。ところで、溶けやすいものは大量にとっても、必要量だけしか吸収されず、余分はそのまま出てしまいます。ですから多くとっても無駄になります。また溶けにくいものは、多すぎるとかえって中毒を起こすことがあります。

最近ビタミン不足の人が多いと聞くが?
インスタント食品が流行し、偏食傾向が増えているようで、栄養のかたよりなどがよくあるようです。ビタミン類は、適切な食事をとっていれば良いはずですが、一旦不足すると食事で急に補給することは難しいでしょう。市販のビタミン剤を服用するのが早道です。
なお、各ビタミンの作用、必要量などについては、もよりの薬局・薬店にお問い合わせ下さい。

 


各種のビタミンを多く含んでいる食品

牛乳
大豆
胚芽
肝油
D・E・B2・ニコチン酸
B1・ニコチン酸
E・B1
A・D
バター
トマト
ニンジン
ホウレン草
A・D
A・K・ニコチン酸
A・K
E・K・B2・B12・葉酸
レバー
のり
イースト
K・B1・B2・B6・B12
ニコチン酸・葉酸
A
A・D・E・K・
B1・B2
D・E・B1・B2・B6・B12
ニコチン酸・葉酸
ミカン
魚肉
レモン
緑茶
C
K・B6
C
C

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