柏市薬剤師会

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昆虫忌避剤野山へのピクニック、山間のハイキングなどのとき、虫刺されで痒く、困ったことはないでしょうか。今では昆虫忌避剤といって、スプレーしたり、塗布したりしておくと、虫が寄りつかなくなる薬があります。お出かけのときに試してみませんか。

昆虫忌避剤の効きめ
私たちには臭いを感じる臭覚があって、嫌な臭いがすると気分が悪くなって、逃げ出したくなります。昆虫忌避剤は、昆虫に不快感を与えますので、昆虫は近寄らなくなるのです。成分はアミド類、エステル類といったものが代表的ですが、対象とする虫の種類によって多少違います。今までは血を吸う虫を対象としていましたが、この頃になってハエやゴキブリなど、血を吸わない害虫用のものも研究・開発されるようになってきました。

有効時間は
昆虫忌避剤を一度使うと、どれくらいの時間効力があるのでしょうか。もちろん薬剤によっても違いますし、対象とする害虫によっても違ってくるでしょう。使った場所にもよるかも知れません。一般に衣服に噴霧した方が、直接皮膚に噴霧するより長持ちします。また、皮膚に噴霧したあと、洗ったりしては効きめがなくなります。普通に腕に噴霧あるいは塗布したとして、3~4時間位は安心とみてよいでしょう。

使用上の注意
昆虫忌避剤は、皮膚に直接使うものですから、毒性が低く、安全性の高いものになっています。しかし次のことはぜひ守って下さい。
傷口、眼、粘膜には絶対に使用しないこと。万一触れたときはすぐ水で洗い流すこと。
薬剤を大量に吸い込まないこと。
発疹などの過敏症状が現われたら使用を中止すること。なお、かぶれやすい人、アレルギー体質の人は、まず腕の内側の軟らかいところに少しつけてみて、異常が出ないことを確かめるようにしましょう。
食べ物や食器、おもちゃなどに薬剤がつかないように気を付けましょう。昆虫忌避剤
小児の手の届かない所に保管しましょう。

 

 

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