柏市薬剤師会

一般社団法人

除草剤農薬の使い方一般
農薬には、毒物や劇物に該当するものがたくさんあります。取扱いには十分注意しましょう。

服 装
できるだけ皮ふを外に出さない。(長袖、ゴム長ぐつ、ゴム手袋、マスク、帽子など。)

散 布
散布したものを吸いこまないように、風上から散布しましょう。

散布後
器具の始末をきちんとする。入浴して、身に着けていたものは取り換える。

その他
体が疲れていたり、どこかに傷があったりしているときは、散布しない方が安全です。

除草剤の種類
CAT剤
土壌の表層部に吸着され、雑草が発芽するときに、幼根から吸収されて効力を発揮します。この層より下まで根を伸ばしたものには効きません。
BPA剤
植物ホルモンに作用して、広葉雑草を枯らします。イネやシバには害が少ないので、水田や芝生に使われます。
グリホサート剤
植物体に吸収され、全体に移行して枯死させます。地下茎も破壊されるので、雑草は倒れてしまいます。
パラコート剤
植物体に接触して、細胞を破壊します。グリホサート剤よりも速効性ですが、植物体内での移行は少なく、また土壌中では急速に活性を失うので、地下茎には効きません。なお、本剤は毒物ですので、購入の際には身分を証明するもの(運転免許証など)と印鑑が必要です。

除草剤は、農薬の中では殺虫剤に次いで中毒事故が多いのです。取扱いには十分注意しましょう。

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