ぜん息は発作を繰り返しながら長い期間にわたって続く慢性の病気です。ぜん息の治療には、原因治療、対症療法、予防的療法、などいろいろあります。最も大切な事は原因を除くことです。食事、ホコリ、刺激性のガス、ペット、ダニ、ストレス、冷気、など例をあげればきりがないほどあります。しかし、発作は出来るだけ早く止めなくてはなりません。このため、予防薬も有効ですし、必要な薬は充分に用います。いずれにしても、お薬の副作用を恐れて、治療を中途半端で終わらせないことが必要です。
医師はお薬の相互作用についても十分配慮して処方を決定しています。しかし、他の病院・診療所等でお薬を処方してもらっている時や薬局でお薬を買って服用している時には、医師・薬剤師などに話すのが賢明です。
ぜんそくの薬と相互作用を起こす恐れのあるお薬や飲食物を表にしてみました。
相互作用を起こすもの | 起こす思われる副作用 |
抗生物質、痛風、狭心症
高血圧、脳血管障害、胃 十二指腸潰瘍薬 |
効きすぎて吐き気などを起こす可能性があります。 |
めまい、徐脈の薬
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不整脈がひどくなり、危険なこともあります。 |
てんかんの薬
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効き目が下がってしまうことがあります。 |
コーヒー、紅茶
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含まれているカフェインにより、頭痛が起こったりすることがあります。 |
タバコをすう
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効き目が下がります。 |
大量のこげつき肉、
低炭水化物、高蛋白食 の長期摂取 |
効き目が下がります。 |
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