アルコールといっても日本酒、ウィスキー、ブランデー、ウォッカ、ワイン、そして暑い季節においしいビールなど種類はいろいろです。
お酒の好きな人に「アルコールはダメですよ」というと「じゃあ、薬用酒ならお薬だからいいだろう」という人がいるそうです。(もちろん薬用酒も酒は酒、ダメといった時には飲まないで下さい。)
普段、気が付かないアルコール飲料もあります。ドリンク剤、清涼飲料水です。これらはアルコールが入っていると表示されていないものが多く、分かりにくいものです。
ドリンク剤の中には1瓶中1.6gのアルコールが入っているものがあります。これを2本飲めば、グラス1杯のビールを飲んだのと同じアルコールの量です。
「このお薬はお酒と一緒には飲まないで下さい」と言われた時には、このようにドリンク剤などにも気を付けてください。
お酒を飲みながら、あるいはお酒を飲んだ直後にお薬を飲むと、いろいろな影響が現れます。大部分はそのお薬の作用が強まります。逆にお薬がアルコールの代謝を阻害して二日酔い症状が出ることもあります。お薬はアルコールと一緒に飲まないでください。
アルコールと一緒に飲んで影響のあるお薬
飲んでいる薬 | アルコールと一緒の場合 |
血糖降下剤
抗凝血剤 抗てんかん剤 トランキライザー 鎮静剤 |
薬の作用が増強される。 |
利尿剤
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血圧を低下させて、めまいを現すことがある。 |
血糖降下剤
水虫治療剤 抗トリコモナス剤 セフェム系抗生物質製剤 |
アルコールの代謝を阻害して二日酔い症状が出る。 |
精神神経用剤
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精神・運動能力を低下させる。 |
降圧剤
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起立性低血圧が起こることがある。 |
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