柏市薬剤師会

どんなに性能のいい機械でも、使い方を間違えたのでは十分に性能を発揮することはできません。お薬も同じことで、いくら良いお薬でも、誤った使い方をしていたのでは、効果は期待できません。お薬を正しく使うこと......これはとても大切なことです。

使用上の注意を読みましょう
このお薬は、使用上の注意を良く読んで、正しくお使い下さい。......とこれはコマーシャルのことばですが、この使用上の注意の評判があまりよくないようです。やたらと細かい字でゴチャゴチャとつめこんであって、少しも面白くない。ええい、めんどくさい。ようするにいくつ飲めばいいんだい！というわけで、外箱の用量のところだけ読んでおしまいになってしまいます。これではお薬を正しく使うことにはなりません。使用上の注意はわかりにくいところもあるでしょうが、必ずお読みください。もしわからないことがありましたら、薬局・薬店でおたずねください。

薬局・薬店にご相談を
薬は、両刃の剣といわれます。けっして安易に使ったりしてはなりません。はっきりしないことをそのままにせず、薬局あるいは薬店でおたずねください。恥ずかしいとか、おっくうがったりせず、お気軽にご相談くだされば、わかりやすく説明してくれます。

相談例の紹介
（１）　副腎皮質ステロイド含有軟膏を化粧下地に使うとよいと友人からきいたがどうか。
（答）　連用は絶対にいけない。また、医薬品を化粧の下地に使用してはいけない。友人にも注意すること。
（２）　３ヶ月ほど前に購入した目薬が白く濁っているが、使用しない方がいいか。
（答）　濁った目薬は捨てること。また、点眼の際に直接容器が目に触れないように注意すること（細菌汚染の原因になる）。

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