柏市薬剤師会

一般社団法人

お薬をお買いになる時に知っておきたいことこのごろ医療に関することが、よくマスコミの話題になっています。中でもお薬に関することは、身近なものとして国民的関心が深いようです。

医薬品は監視されています
お薬は、私たちの身体に直接用いるものですから、有効であることはもちろん、安全なものでなければなりません。そのため薬は、製造・流通・販売の各段階で、いろいろな監視の眼に見つめられています。そうした眼には、薬事法という法の眼をはじめ、メーカーの眼、卸の眼、薬局・薬店の眼などがあります。そして消費者の皆さんに良いお薬を供給できるように、業界を挙げて努力しているのです。

添付文書を読みましょう
いくら良い薬でも、使用方法を誤っては何もなりません。薬局・薬店でお買いになったお薬には、必ず添付文書(能書)がついています。添付文書には、そのお薬を使う上で知っておくべきことが書かれています。お薬を購入されたら、必ず添付文書をお読み下さい。添付文書の内容は変わることがあります。前に読んだからと考えず、購入する都度お読みになることです。

医薬品の外箱を見ること
お薬の外箱を見てみましょう。ここには、そのお薬の効能・使い方、その他が簡単にまとめてあります。これだけ読めば、そのお薬のだいたいのことがわかります(箱の大きさによっては不充分なものもありますが)。これが汚れて読みにくかったり、消えていたりするものは、医薬品として不適当ですし、場合によっては薬事法に違反しているかも知れません。こういうものにお気づきでしたら、薬局・薬店にご相談下さい。

医薬品の外箱に書いてあること
あなたはお薬の外箱に書いてあることをすみずみまで読まれたことがありますか。あれだけのスペースに実にいろいろなことが書いてあるものです。

薬の箱も読みましょうお薬の外箱には、上に示したようなことが書かれています。ただし、大きさの関係で省かれているものもあります。

●商品名
お薬は、何社かが同一成分のものを販売していることがあります。従って、商品名が違っていても、成分は同じということがあります。

●用法・用量・注意
これは特にきちんと守りましょう。症状が軽いからといって勝手に量を加減しないで下さい。

●使用期限
有効期間と書いてあるものもあります。期日を過ぎたものは、捨てましょう(全てのお薬についているとは限りません)。

●製造番号
ロット(Lot.)番号ともいいます。そのお薬が、いつ、どこで製造されたかを示す記号で、全てのお薬に必ずつけられていなければなりません。

●流通番号
メーカーが自主的につけているもので、全てのお薬についているとは限りません。そのお薬が製造されてから店頭に至るまでの流通経路を示すものです。薬の包装の情報

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