虫にさされたときに使うあの鼻にツーンとくる臭いをもった液体のお薬。ご存知のとおりこれはアンモニア。このアンモニアは粘膜、口唇等に強烈な刺激を与えますが、皮膚にも又強い刺激作用をもっています。お使いになる時は、かゆいところに塗るだけ。ガーゼや脱脂綿に浸してはりつけて使うことは危険です。
以下はアンモニアを含んでいる虫さされ用外用剤をお使いになる時の注意です。
使用に際して、次のことに注意しましょう。
●定められた用法用量を厳守すること。
●局所刺激作用があるので、患部に軽く塗るだけにとどめ、ガーゼ、脱脂綿等に浸して患部に貼付してはいけません。
●目に入らないよう注意すること。万一、目に入った場合には、すぐに水かぬるま湯で洗い流し、直ちに眼科専門医の診療を受けましょう。
●口唇等の粘膜の部分や目のまわりには使用してはいけません。
●傷のある所、ただれたり、かぶれている所には使用してはいけません。
●小児に使用する場合には、特に注意し、保護者の指導監督のもとに使用しましょう。
使用中又は使用後は、次のことに注意しましょう。
発赤、腫脹、灼熱感等の皮膚の異常を感じた場合には、使用を中止し、医師・薬剤師などに相談しましょう。
保管及び取扱い上の注意
●小児の手の届かないところに保管しましょう。
●直射日光をさけ、高温の場所には保管しないよう注意しましょう。
●揮発性ですので使用後は密栓しましょう。
●他の容器への入れかえはよしましょう。
●外用にのみ使用し、内服してはいけません。
無断転載を禁じます。社団法人千葉県薬剤師会
Copyright 2004 Chiba Pharmaceutical Association